"あなたは、私が行ったことがわかりました"

日本での供用実績　優駿スタリオンステーション：2009年

引退後は優駿スタリオンステーションにて種牡馬入り。初年度は受胎条件15万円、出生条件25万円で供用され、16頭の牝馬に種付けを行った。しかし日本での供用はこのワンシーズン限りで、その年の夏には南米ウルグア� ��で供用されることが発表され、異国の地に向けて輸出された。ただし、実際にはウルグアイではなくチリで供用されているようだ。交渉が決裂したか、さらにオファーを受けたのかはわからないが、とにかく活躍の場が失われずにすんだのは良かった。ぜひフサイチペガサスの半弟という名に恥じぬ活躍を期待したいものだが、その前に注目の初年度産駒は以下のとおり。

産駒一覧　(種付：16頭　生産：8頭　登録：8頭)

同系種牡馬　(ミスタープロスペクター系×ダンジグ系)

フサイチペガサスの半弟

セールで約2億円の値がついたのも、日本で種牡馬入りして牝馬が集まったのも、さらには遠く南米から種牡馬オファーがあったのも、全ては「フサイチペガサスの半弟」という肩書きがあったからに他ならない。フサイチペガサス自身は複数のGI馬を出しているものの、期待の大きさに比べれば成功しているとは言えないという評価もあるが、孫の代から早くもクラシックホースが出ており、着実にその父系を広げている。日本ではその血が残る可能性は高くないだろうが、チリは Roy (Fappiano) 、Hussonet (Mr. Prospector) 、Stuka II (*ジェイドハンター)といった種牡馬が代々リーディングに輝くミスプロ天国であり、その素質がはるか異国で花開く可能性は大いにあるだろう。