世界恩人巡礼大写真館 【English Version】
ジャズ・ミュージシャンコーナー
★39名
★マイルス・デイビス/Miles Davis 1926.5.26-1991.9.28 (NY、ブロンクス 66歳)2000&09
Woodlawn Cemetery, Bronx, Bronx County, New York, USA
| ジャズ・トランペットの『帝王』マイルス・デイビス。サックスのパーカーと並ぶ音楽界のカリスマだ。明るく能天気な"楽しい"ジャズが多かった1950年頃、哲学的香りの漂う、暗く陰湿な演奏スタイルで、世界の悩める孤独者から絶大な指示を得た。だが、やがて彼はファンを裏切るかのように電気楽器を導入し、ポップなフュージョン路線に走る(走る、といっても彼が開拓した道で、それまでフュージョンなるジャンル自体がなかったが)。"再びバラードを"との周囲の声に彼はこう答える「俺がバラードを演奏しなくなったのは、バラードを愛し過ぎているからだ」。つまり、好きなことだけをやっていては進歩出来ないというのだ。 常にジャズを進化させ続けた彼の口癖は「半年も前と同じ演奏をするわけに� ��いかない」。この悲愴なまでのクリエイター魂!墓は"世界最悪の犯罪地区""滞在時間に比例して天国が近くなる"といわれるマンハッタンの北部、ブロンクス地区にあった。カーター元大統領から「最低の街」と呼ばれている(オイオイ)。 |
★ジョン・コルトレーン/John Coltrane 1926.9.23−1967.7.17 (USA、NY郊外 40歳)2000&09
| 人は彼を"聖者"コルトレーンと呼ぶ。日々信じられぬほどの膨大な時間を練習にあて、その音楽に対する求道的な姿勢が「ジャズを通して"神"に近づいた男」と、同じミュージシャン仲間から評された。ジャズメンたちは、彼の演奏テクニックだけでなく、彼の音楽に立ち向かう姿勢に大きく影響を受けた。彼が最前線で活動したのはほんの10年強だったが、彼が生み出した極めて深い精神性を持つ音楽世界には、いまだ誰も踏み込んだ者がいないと言われている。最期は志し半ばの40歳で、肝臓癌のために亡くなった。 「私は世の中に"悪"が存在していることを知っている。私は自分の創り出す音楽が、ささやかでもそれに対抗するものになれば、と思う」(コルトレーン) 「慈悲深い神の心は愛の形で示される。それが至上の愛」(コルトレーン) |
★ビリー・ホリディ/Billie Holiday 1915.4.7-1959.7.17 (NY、ブロンクス 44歳)2000&09
Saint Raymonds Cemetery, Bronx, Bronx County, New York, USA
| 不世出のジャズ・シンガー、"レディ・デイ"ことビリー・ホリディ(本名エリアノーラ・ホリディ)。ボルチモア生まれ。伝記に書かれた彼女の人生はあまりに重い。15歳と13歳という"子供のような両親"の間に生まれ、6歳から掃除などアルバイトを始める。10歳の時に強姦、14歳で娼婦になり翌年に売春罪で投獄される。人種差別の厳しいテキサスで肺炎になった父親は、黒人という理由でどの病院からも冷たく閉め出され死亡。そんな地獄を見てきたホリディだからこそ、彼女が歌えば、どんな平凡なポピュラー曲でも人生の真実を照らす深遠な芸術作品になった(彼女はブルースよりポピュラー曲がメイン)。また、伴奏の音にもたれかかるような独自の歌唱法も、憂いと気だるさを含み強烈な存在感を出している。10代後半、出� ��後にNYハーレムのナイトクラブのオーディションに合格して歌い始めると、すぐにレコード・プロデユーサーにスカウトされる。1933年(18歳)、人気絶頂のベニー・グッドマンやカウント・ベイシー楽団と共演し一躍有名になった。ホリディのアーティストとしての高い評価を決定づけたのが、24歳の時に歌って代表曲となった『奇妙な果実』(1939)。この曲は南部で実際に度々起きた白人(特にKKK)による黒人リンチ事件に抗議を込めて歌ったもの。当時彼女と契約していた大手コロンビア・レコードは、歌詞の内容に恐れをなして録音を求めるホリディの要望を断った(小さなコモドア・レーベルから発売)。 1947年(32歳)、ヘロイン中毒から脱出しようと入院するが、やはりその誘惑には逆らえず麻薬不法所持で逮捕。ペンシル� ��ァニア連邦刑務所に一年間収監される。その後もヘロインとアルコールに浸り続け、ガリガリに痩せ衰え、張りのある声が出なくなっていく。彼女が最も信頼を寄せ、精神的に支えてくれたサックス奏者レスター・ヤングが亡くなった4ヶ月後、彼を追うように40代半ばで死んでしまった。 ・「私はビリー・ホリディの歌い方が好きだ。彼女はレスター・ヤングやルイ・アームストロングの演奏のように歌う。ビリーの歌はボビー・タッカーのピアノの伴奏だけで聴くのが好きだった。彼女にはどんなホーンも必要ではない。彼女の歌はいつもホーンのようにサウンドしているのだから」(マイルス・デイビス) |
『奇妙な果実』南部の木々はとても奇妙な果実をつける 葉から根元まで血に染まり 黒い遺体は南部の風に揺れる 奇妙な果実はポプラの木に吊るされている
美しい南部の田園の中に思いもかけずみられる マグノリア(木蓮)の甘い香りは 突然肉が焦げる匂いとなる 群がるカラスについばまれた果実に雨は降り注ぐ 遂に朽ち落ちる果実 奇妙でむごたらしい果実がここにある |
★ルイ・アームストロング/Louis Armstrong 1901.8.4-1971.7.6 (NY、クイーンズ 69歳)2000&09
Flushing Cemetery, Flushing, Queens County, New York, USA Plot: Section 9※誕生日は1901.8.4の説アリ!doctype>

